TeX/Install

Vine Linux


以下の情報は古くなっています.最新の情報については次のページを見てください.


Vine Linux は、日本語の TeX 環境がもっとも整備されている Linux ディストリビューションとして定評があります。2006年11月22日にリリースされた Vine Linux 4.0 では、ptetex3 が採用されています。

Vine Linux 3.2

まだ Vine Linux 4.2 にアップグレードできず、Vine Linux 3.2 のまま使っている方もいることと思います。Vine Linux 3.2 の teTeX のバージョンは 2.0 ですので、少々古くなってしまっています。

Vine Linux 3.2 で teTeX 3.0 を用いるには、ptetex3 を用いてソースからインストールするのがよいでしょう。ただし、Vine Linux 3.2 の標準インストールでは、ソースコードをコンパイルするためのパッケージが不足します。次のパッケージをインストールしておきます。

  • build-essential
  • bison
  • flex
  • ed
  • zlib-devel
  • libpng-devel
  • ncurses-devel
  • XOrg-devel
  • openMotif-devel
  • t1lib-devel

インストールするには次のようにします。

# apt-get install flex

他に ghostscript などのパッケージも必要ですが、これらは標準のインストールに含まれているはずです。

ptetex3 のインストール

次のディレクトリが既に存在する場合は、削除するか名前を変えておきます。

  • /usr/local/src/tetex-src-3.0
  • /usr/local/teTeX
  • ~/.texmf-config

  • ~/.texmf-var

/var/tmp/ptetex3 などの適当なディレクトリを作り、次のファイルをダウンロードしておきます。

ptetex-cmap は2005年11月11日以降ほぼ不要になっています。

ダウンロードしたファイルを展開します。作業ディレクトリはどこでも構いませんが、ここでは /var/tmp/ptetex にします。ptetex3 が使う展開・コンパイル用のディレクトリは /var/tmp/ptetex3 です。

$ cd /var/tmp
$ mkdir ptetex
$ cd ptetex
$ cp (必要なファイルをコピーします)
$ tar xzvf ptetex3-2007????.tar.gz
$ tar xzvf ptetex-cmap-20051117.tar.gz

展開してできたディレクトリに移動します。

$ cd ptetex3-2007????

この中に README と README.xxxx というファイルがあります。README は OS によらない解説、README.xxxx の方は OS ごとの解説です。この2つは必ず読んでおきましょう。

my_option というファイルを作っておくと、インストールのオプションを指定できます。my_option ファイルは ptetex3-2007???? ディレクトリの一つ上の階層にあっても読み込んでくれますので、この例では /var/tmp/ptetex ディレクトリに保存しておくとよいでしょう*1。my_option.sample というファイルがありますから、README.xxxx を参考に書き換えておきます。

README(.xxxx) を読み、my_option を作成したら、コンパイルします。マシンの速度によりますが、make, make otf にはそれぞれ数十分かかるでしょう*2。root の権限が必要なのは make install だけです。

$ make
$ make otf
$ make babel
$ make font
$ make test
# make install
$ cd ../ptetex-cmap-2005????
# make

make font の代わりに make fonty とすると、質問にすべて Yes で答えてくれます。最近はこれらのうちのほとんどを実行してくれるオプションが新設されたようです。README や ChangeLog を参照してください。

パスの設定

UNIX 系 OS ではパス(path)の設定が必要です。ptetex3 を用いると TeX の実行ファイル(プログラム)は /usr/local/teTeX/bin にインストールされますが、パスの設定をしないと、このディレクトリ内のプログラムを実行するために /usr/local/teTeX/bin/platex などの長いフルパス名を入力しなければなりません。今動かしているシェル(ターミナル)で設定するには

sh/bash
$ export PATH=/usr/local/teTeX/bin:$PATH
csh/tcsh
% setenv PATH /usr/local/teTeX/bin:$PATH

を実行します。

上の方法では、他のシェルを起動すると、そのシェルではパスの設定が無効になってしまいます。その場合は ~/.bash_profile, ~/.bashrc, ~/.tcshrc などのファイルに上の内容を書き込んでおきます。

UNIX のシステム全体で有効にするためには、次のようなファイルを作成します。

/etc/profile.d にファイルを作成・コピーするには root 権限が必要です。あるいは sudo コマンドを使って次のようにコピーします。

$ sudo cp tetex.sh /etc/profile.d/

実行属性が必要ですので、上の場所にファイルをコピーした後

# chmod 755 /etc/profile.d/tetex.sh
# chmod 755 /etc/profile.d/tetex.csh

を実行します。


*1 my_option の書式はあまり変わらないので、頻繁に ptetex3 をコンパイルする時に便利です。
*2 手元にある PowerMac G3(PowerPC G3 300MHz, 576MB メモリ)では約4時間かかります。

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Last-modified: 2012-09-05 (水) 02:00:38 (2207d)