ご寄附のお願い

研究には現地調査や実験費用、論文投稿料など様々な費用が必要です。事故後8年を経て研究資金繰りに大いに苦戦しています。

私の場合、大学から頂ける研究費は年間約30万円です[1]。その一方で、多くの方に読んでいただける論文の公開には、1報あたり約20万円が必要です[2]

放射性物質の研究、特に帰還困難区域内の調査には皆様からのご支援が必要です。あたたかいご支援を賜りますようお願い申し上げます。


帰還困難区域内の調査の一例です。夏場は特に暑いです...


ご寄附でこのようなことができます

1,000円のご寄附で帰還困難区域内の調査距離が少し増えます(60 km程度)。

3,000円のご寄附でガンマ線の分析(放射性セシウム)試料が1つ増えます。

5,000円のご寄附でトリチウムの分析試料が1つ増えます。

1万円のご寄附で帰還困難区域内のダストの分析を1回行うことができます。

3万円のご寄付で帰還困難区域へ1往復分の移動費・防護服一式を用意することができます。



ご寄附の方法

2種類あります。1.クレジットカードによるご寄附(手続き簡単!1分で完了!でも大学から御礼状なし)と2. 寄附申込書によるご寄附(ちょっと一手間、でも税金の優遇措置あり、大学から御礼状あり)があります。頂いた寄附金は大学側で管理され、私の研究費(主に帰還困難区域内の調査費用)として活用させて頂きます。



1. クレジットカードによるご寄附
(約1分で完了!でも、ごめんなさい御礼状ありません)


クレジットカードを使った簡単な寄附です。下記にご寄附頂ける金額(1,000円から)を入力して、次ページからクレジットカード情報を入力ください。(この方法は、大学からの御礼状を発行する事ができません)

金額を半角で入力して、「寄附」をクリックしてください。クレジットカード情報を入力するページに移行します。メールアドレスを入力していただければ、決裁完了のメールが届きます。



2. 寄附申込書によるご寄附
(ちょっと一手間、でも御礼状と税金の控除あり)


  • ご寄附頂ける場合、お名前、ご住所、金額をメールradiationtalk@gmail.comにお知らせください。
  • 当方で手続き後、ご寄附者様宛に東京大学から振り込み依頼書が郵送にて届きます。
  • 振り込み完了後、東京大学から御礼状と税制上の優遇措置に関する書類が届きます(約1ヶ月かかります)。
  • 御礼状の例はこちらです。
  • 原則的にご寄附額の90%が私の研究費になります。

  • 寄附申込書によるご寄附でよく頂くご質問

  • 寄附先を指定できますか? → できます。寄附先・寄附目的は指定可能です。
  • 寄附金が東大側に持って行かれるのでは? → 原則として、ご寄附頂いた額の10%が間接経費として大学側に徴収されます。(1000円のご寄附を私に頂いた場合、100円が東大に、900円が私の研究費になります)
  • 税制の優遇措置は?→あります。個人か法人か、お住まいの地域によっても若干ルールが異なりますので、個別にご対応させて頂きます。



  • 2018年の主な活動報告

    成果1 論文を書きました。

    食品に含まれる放射性セシウムの特徴から、福島原発事故由来と事故以前のイベント(大気核実験やチェルノブイリ原発事故)を分けて分析した研究です。1945年以降世界中で大気核実験が行われ、また1986年にはチェルノブイリ原発事故が発生しました。これらの核実験や原発事故によって放出された放射性物質は世界中に拡散したため、残念ながら、日本の食材において完全に放射性セシウムが 含まれていないものを見つけることは困難です。一方で2011年の福島第一原発事故では、福島県を中心に甚大な被害を発生しました。しかし、その汚染には日本国内であっても地域差があります。そこで、食材の中に含まれる放射性セシウムが、どの程度 福島第一原発由来なのか、これを明らかにするには出来るだけ多くの食材と、高精度の分析が求められました。私たちは通常行う測定よりも遙かに高い精度で分析を行い、その結果をとりまとめ論文にして11月に公開したところ、 非常に大きな反響をいただきました。たとえば、Twitterでは1,699,587名のユーザーに知れ渡ったとの統計結果[3]が出ています。この数値は、世界的に権威ある科学雑誌「Scientific reports」の中でも55,291報中 185位の関心があった事を示しています。この論文はオープンアクセスといって、お金を払わなくても誰でも読める状態になっています(このための費用を寄附金から拠出させていただきました)ので、 ぜひ下記のリンクからご覧いただければ幸いです。(そのほか、放射性物質関係では3報の論文の公開が出来ました)

    M. Hori, T. Saito, K. Shozugawa, Source evaluation of 137Cs in foodstuffs based on trace 134Cs radioactivity measurements following the Fukushima nuclear accident, Scientific reports, 2018.

    成果2 福島県内の帰還困難区域の測定を続ける事ができました。

    2018年度は福島県に26回出張し、調査のために帰還困難区域に18回立ち入りしました。帰還困難区域は、残念ながら簡単に帰還することができない区域ですが、福島県内で発生した汚染土を貯蔵するための中間貯蔵施設の建設が進んでいたり、帰還困難区域内であっても特定の地域を復興の拠点として徐々に避難指示を解除していく、という方針が執られています。その大きな方針に対して測定が十分に追いついていない歯がゆい現状の中で、ご寄附によって防護の装備や移動費を確保し、測定を続けることが出来ました。測定には、ダスト、河川水、土壌、空間線量率、作物など多岐にわたり、分析項目も放射性セシウムをはじめ、放射性ストロンチウム、特殊な放射性ヨウ素、特殊なウラン、トリチウム、などがあります。結果は随時、自治体や関係する方、学会などでご報告していますが、作業中に収めた写真などは私のウェブサイトに掲載しています。帰還困難区域内の様子はうかがい知る機会も少ないと思います。現場では野生のイノシシと遭遇しながら調査を続けています。こういった現場があることを知っていただければ大変ありがたく思います。

    現場で撮影した画像など

    成果3 ベータ線測定の精度向上

    現在進捗中の研究ですが、トリチウムをはじめとしたベータ線核種の分析精度をこれまでよりも一気に高めることが出来ました。近く成果を公開する予定です。




    [1]研究機関や職位によって状況は大きく異なりますが、私の知る限りこれでも手厚い待遇です。

    [2]Scientific reportsという雑誌の場合、掲載料金として1,790ドル(=約20万円)が必要です。

    [3]2018年末時点。なおこの論文は2018年のScientific reportsのEarth Science分野で閲覧数32位となり年間TOP 100に選ばれました。


    ページのトップへ戻る